住まいの問題と孤独孤立対策

江東区在住の方からメッセージを頂いた。

突然申し訳ありません。江東区で10年以上高齢者介護に携わっています。江東区の住まいの問題で深刻なのは(23区内みんなそうかもしれませんが)空き室がないことと、高齢者や障害者向けの住まいが圧倒的に足りないことです。古い家屋に住んでいて高齢者になり、住みやすい集合住宅に住み替えたいと思っても、本当にないのです。都営住宅の倍率は高く、年金で支払える値段での安価な賃貸物件が圧倒的に不足しています。ぜひそのことも知ってもらいたくメールさせていただきました。

都議選を通して、「公営住宅」に対する理解が深まってきた。全国に192万戸、空きは20万戸。世帯人数の変化で単身向けの部屋が枯渇。東京では倍率17倍。7割が高齢者。8割弱が月収10万円以下。孤独死や経年劣化に対する対応など想像以上に問題が多い。ただ増やすだけでは人々の住まいを確保できない。都営住宅は約25万戸。区市長村が約2.2万戸。昭和40年代(1965-1974)以前の古い都営住宅が約8万戸。

江東区の公営住宅でも戸別にご挨拶に伺うと、空き部屋があまりに多いことに気づく。東京は倍率が17倍もあるのになぜと思うが、これは空き部屋の間取りと申込む方の世帯人数のミスマッチ、孤独死による相続人の捜索によるラグ、建替や修繕のため募集をストップしているのかなど。「いざ入居する時の室内設備の不具合があまりにも多すぎます。壁に穴が空いていたり、水回りが錆びているとか。修繕依頼しても業者がなかなか来ない。」との助言もいただいた。

調査する都営(区営)住宅の範囲を広げてみよう。北砂の自営業の方も同じ問題を抱えてきた。誰にでも必ず訪れる。高齢になれば体も動かなくなるし、行動できる範囲は狭まる。孤独にもなる。

何者でもない私にメッセージを送ってくださることは大変ありがたい。実体験を伴う早急な解決が必要な切実な問題。

周りに理不尽や不公正なことがあればいつでも何でもご連絡して頂きたく思います。私高野はやとのやる気にも励みにもなります。区外、都外、全国、海外でもどなたでも。