「社会全体で子育てや介護する」というのは、地域で子育て介護する事とも異なります。昔なら近所に祖父母、親戚、ご近所さん、町会自治会の人がいましたがそうではなくなりました。隣に住んでいる人も知りません。自助も共助もしきれない。まず公助を整える事で、自助共助を発揮させるという考えです。
地域という近さや距離の問題ではなく、心理的距離という意味で地域コミュニティが希薄化しているので、一つが地域コミュニティ再生のための公的支援、もう一つが世帯人数が減って家族で抱えきれない問題に対する公的支援。自助と共助を分けてそれぞれに支援することも政策として掲げます。
混同しないでほしいのですが、災害発生時は「自助→共助→公助」ですが、平時の防災減災は、公助が先。家族も地域コミュニティも成り立たたなくなっており、集合住宅に8割が住む都心の江東区で「防災カタログギフト」が全国初だからと全世帯に31億円かけての配布は悪手。防災も選択肢を提示したい。
高野はやと@江東区