今日という日ほど実りが多い1日はない。江東区の未来を決定づける1日となった。読書の秋であっても、「書を捨てよ、町へ出よう」と、すべての江東区の議員に呼びかけたい。
秋晴れのアリオ北砂。ハロウィンのペイントをした子どもたち、顔見知りの方も、そうでない方も、平日にはなかなかお話をお伺いできない会社員の方も、自営業者の方も「皆さまのお声をお聞かせ下さい」の、のぼり旗の下に集まってきてくださった。1時間40分の間に30名の以上の方から、ご意見ご要望、ご質問を頂いた。9割が木村弥生区長の辞任に関するものだ。「非常に残念」「何をやってるんだ!」「亀戸の木村勉の娘か、細心という言葉を知らなきゃならん」「これからどうなってちゃうの?」など多くの声。深い失望を招いたことは確かだ。だが、それはすべて公職選挙法違反による辞任に対する失望である。「公職選挙法違反であれば辞任は仕方ない。反省してほしい」または「辞任まですることないのに」という2つの意見があったが、どちらにも共通しているのは、失望したということだ。私は1人1人の意見を注意深く聴いて確信した。失望とは、期待の裏返しであったことだ。
今年4月から初の女性区長の下、新しい時代の江東区政がスタートし、予算編成は既に成立しているものの、今までは実現不可能であった多くの事業や政策が前へと進むこととなった。一部の人だけで決められていたこともオープンになってきた。組織体もトップを変えることにより、区民に届きやすくなった。区長のSNSでの発信や各地区での出前ミーティング、区報での発信なども多くの区民に好感を持って受け入れられた。そして、何より区長と同じ、女性、特に子育て世代の女性から多くの賛同の声を頂いた。今まで我慢や犠牲を強いられてきた人々が、やっとこれから活躍できる、自分の居場所を見つけられる、生きづらさから逃れることができる。そうした期待を感じた。外国人も多く住む江東区で、多文化共生担当課の設置、パートナーシップ・ファミリーシップ制度、子どもの権利条例は、過去の江東区政では決してなしえない新時代を描き出す象徴的政策と受け止められた。区民全体に予想以上に浸透していた。間違いない。人に優しい政治、弱い立場に立った政治は、確実に支持を得ている。そして、反省はもちろん必要だが、方向性や政策自体は決して間違っていない。このままの方向で、進めていくし、進めていかなければならない。確信に変わった。区民の力を結集すれば、確実に勝てるし、勝たなければならない。
政党や組織の支持ではなく、区民とともに勝負に出れば、確実に勝てる。政党や組織が支持していなくても、区民が支持しているのだから、必ず勝てる。区民の声に日々耳を澄まし、細かく丁寧に民意を汲み取りさえすれば、自ずとそれは確信に変わる。たった1人でも、勝負するために、最善の努力をする。それが誰よりも区民の、市民の声を街頭で聞いてきた人間が確信したことである。
これだけ多くの人々が生きづらさを感じて生きてきた。やっともう我慢しなくていいからね。犠牲にならなくていいからね。子育て罰なんておかしい。というメッセージが区民に届いて意識が確実に変わってきた。女性、高齢者、性的マイノリティー、障がいのある方とその家族、外国人、困窮者…絶対に逆戻りさせてはならない。それが我々の責務である。江東区の新時代を、今以上に明確に描き出し、今以上に強く押し進める。新たなリーダーとともに。
本日も貴重なご意見頂きありがとうございました!これほど多くの方からお声がけを頂けるとは思っておりませんでした。要望、失望、意見、叱咤激励までさまざまなご意見がありましたが、すべてが今の江東区政に対する強い期待とともにあることがわかりました。しっかり受け止めてこれからも行動して参ります。明日も区内の複数の場所で長時間の街頭演説をする予定ですので、ご意見ご要望お寄せいただければと思います。必ずご期待に応えて見せます!
最後に、共働きで小3と中3のお子さまを育てるお母さまの切実なご意見を伺いました。いつも駅で見かけているということで勇気を出して話しかけていただいたことを心から感謝いたします。額に汗して働ければ働くほど生活が苦しくなる社会。塾代と食事代が高騰してとても生活してはいけない。そんな生活者、働く人の立場の声をしっかり区政だけでなく、立憲民主党として都政、国政へと届けて参ります。今後ともよろしくお願いいたします。
私は決して諦めません。
高野はやと@江東区