「ローマも区長も、一日にして成らず」

土壇場になって立候補を表明する人が増えた江東区長選挙に対して、改めて感じること。やはり日々の活動が何より大事だということ。コツコツ活動をしていなければ、どんなにマーケティングが上手くても一気に知名度を拡大し、かつ投票行動を起こさせるような認知度を高めるのは不可能だということ。知名度がない人が勝つには、誰かの力を借りなければならず、ステークホルダーが増えれば増えるほど、コントロールが効かず自分の想いとは離れたところに向かうだろう。

政治活動と議会活動の両立。でも、政治活動というのは議員でなくてもできる。誰でもやろうと思えばできる。今日からできる。そしてコツコツやれば、必ず知名度は上がる。認知度を上げる前に、まず知名度を上げるのは、マーケティングの鉄則。知らない人を応援しようがないから。興味を持って、初めて中身を知りたくなる。AIDMA、AISASの法則どおり。

朝駅に立つ、戸別訪問する、夕方スーパーに立つ、イベントや会合に出る。毎日繰り返す。猛暑も極寒も気にならないぐらい習慣化する。四季を楽しむ。

SNSもリアルの対面と同じ。日々活動を含め有益な情報を発信し、コミュニケーションを取れているから、ちゃんと伴ってくる。毎日発信しているから気になる。ついつい見てしまう。この人は信じられる。この人の応援してる人も信じよう。オフラインもオンラインも同じ。

選挙というのは、人間の本質を見ることができるし、感動があるし、なにより学びがある。応援してくれる人の中には、チラシ配りが非常に上手い人、演説が非常に上手い人、気遣いができる人、オペレーション、マネジメントの優れた手法など、さまざまなことを短期間で一気に学ぶことができる。

これから政治を志す若者、学生は、ぜひ選挙を手伝ってみてほしい。経験すればするほど上達する。

そして、政治の道へすでに一歩踏み出している人は、今からすぐ活動してほしい。ローマは一日にして成らず。活動こそ、自分の器を広げ、徳を積み、自分を自由にするたった一つのこと。これに気づかずして、都議選に挑戦した時の自分を懐かしく思うほど成長した。

僕も活動を続ける。今まで以上に。より力強く。皆様、仲間たち、これからも応援よろしくお願い致します。期待に必ず応えられる人間を目指して頑張って参ります。

高野はやと@江東区