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地方出身者しかわかりえない経験を強みとして活かす

皆さま、大変お騒がせいたしました。おかげさまで、祖母は、まだ予断許しませんが時折腕をあげたり、掛け声に反応したりしながら眠っております。病院から大門地区、朝市、函館駅を経由して新函館北斗駅から新幹線で4時間かけて江東区に戻ります。

函館駅に到着。新函館北斗駅をつなぐ電車は1時間に一本。ICカード使えず。函館朝市では、駅の場所に対し、騙されたと言う訪日観光客多数。朝市では、1月2月の閑散期をどう乗り切るかについて伺う。また函館駅の位置は今後も変わらないため、やはり駅前の大門地区を再活性化しないことにはどうしようもない。

時を戻して、日曜日の昼下がり。函館市の中心である市電の五稜郭公園前駅(旧五稜郭ダイエー前)から100m歩くともう人っ子一人いない。人口密度が低く、車社会で、人の流れに法則性を見出しづらい地方で、地盤看板カバンがないところから勝負し、非自民で短期間で勝つ方法はない。これは、市民ひとりひとりの声を丁寧に聴き想いを伝える難しさからわかる。

例えば、函館市に対し、小選挙区である北海道8区は、人口比では1.45倍なのに対し、面積比で10倍ほどある。奥尻島という離島もある。地域を隈なく回り、何度も接触することはほぼ不可能だ。

紹介や団体へのアクセスを除き、ゼロから政治活動をスタートする際の市民へのアプローチ方法として、地方では車通勤の方々に沿道から挨拶するスタンディングがあるが、一度にリーチできる人数と視認率から推しはかるに認知具合は極めて低いだろう。残るは、戸別訪問と並行したポスター掲示などがある。人口密度と車からの視認率を勘案すると効果は低い。

こう考えると、地元の名士や地主との対決構図とか、政策の違いという前にそもそも知名度の面において勝負にならない。人間力や政策も合わせた認知度を高める機会が極端に少ないからだ。政党名がコロコロ変わってしまうことによるダメージは、地方で特に無党派層を取る側にとっては大きい。

地盤看板カバンのうち、「カバン」があり、マス広告や人海戦術ができるなら別だが、無風の時に、何もない若者が勝負に出て、敵失なく一回や二回で勝つ方法は私には思い当たらない。

これらの比較対象は東京都心部。これ以上は、説明不用。毎日街頭に立つ。区民の要望を伺う。ブログを書く。ポスターを貼る。ポスティングする。会合やイベントなどに出席する。その一つ一つが、強烈な有効手段となることに、地方出身者はすぐ気づくので有り難みを感じながら絶えずやり続ける。それだけで必ず変わる。毎朝毎夕駅に立つのは根性論ではなく、データに基づくもの。景色が変わってゆくことがわかるし、そのことに周りも時期に気づく。

ちなみに、日記ではなく、ブログを毎日書くということは、インターネット空間上に存在する街頭に毎日立つということである。街頭では立つ時間は長ければ長いほど良いが、インターネット空間においては、キーワードと”文章の長さ”を前提とした巧拙が重要な基準となる。

今までも、そしてこれからも江東区で私がやることは変わりません。着実に確実に皆さまの声を政治に反映できるよう精進してまいります。よろしくお願いいたします。

函館の中心