「木場駅前で、高野さんのチラシを頂きました。私は特に政治に興味があるわけではないですが、頂いたチラシは必ず読むことにしています。自己紹介の欄を読ませて頂きました。北海道で母子家庭で早稲田大学に進み、会社の社長を歴任して、大変努力されたと思います。輝かしい人生を1度横に置いて、人の為に尽くそうとしている姿に感銘を受けました。実に素晴らしいです。
要望が2つあります。
私はシングルマザーで子供が4人おります。すると、皆同情の目で私を見てくれますが、これは間違いです。
私は仕事をしており、都営住宅住まい。手当も子供の人数分頂いております。温かい支援をして下さる江東区や国、周りの方々に感謝する日々です。
私の周りにも母子家庭の人が何人かいますが、問題は子供の数による所得制限です。
月に何百万も稼ぐような方には勿論、支援は不要かもしれませんが、親子が暮らしていけるギリギリか、それ以下のラインで所得制限がもうけられているようです。
都営住宅に入れれば、家賃は少なくてすみますが、それまでは少ない給料でやりくりせねばならず、少し稼ぐと手当が貰えない。または、都営住宅の場合は家賃が上がる。それは困ったことです。
子供が4人いても1人でも家賃や光熱費は大して変わりませんし、労働に規制がかかると進学のための貯金も厳しくなってきます。
母子家庭の貧困と言う雑誌の記事を読んだり、無理心中をする家庭は私の知る限り母ひとり子ひとりです。
収入が少なくて生活が大変なのです。たくさん支援を頂いている我が家には発言権は無いかもしれませんが、人として最低の生活ラインは保証してあげて欲しいと思いメールさせて頂きました。
最後にもう1つ。出産に関するお金の話です。日本は少子化で人口が減り始めています。
何故でしょうか。原因の一つとして、出産、育児にお金がかかり過ぎるからと言うのがあると思います。
私が初めて出産した時は、都立病院だったのもあり一時金を受け取ってからの支払いが可能でした。
2番目の子は、小さな個人病院でしたので、退院まで支払いを待ってくださったので、お祝い金をもらってなんとか支払いを済ませました。
3、4番目は、入院の前までに妊娠8ヶ月までにかかると想定される費用全額を支払い、入院申込をするシステムでした。産み逃げ防止のためでしょうか。今では殆どがこのシステムのようです。
トータルで60万円近くかかるとの事で、金銭的にも厳しく3日で退院しました。
妊娠中の検診。これも問題です。妊娠は病気ではないので保険が効きません。しかも、エコー検査などは高額で1回に数万円払うこともあります。
江東区の母子手帳のセットには何回分かの無料券が入っています。これはありがたいですが、そもそも、妊娠に関わる費用を無料にすれば余計なセットをつくる必要もありません。
産み逃げに関しても、個人負担にするので支払えない人がいるわけで、国なり、区が病院側とやり取りすれば現金が発生しないので勿論産み逃げなんてしません。
お金が無くて子供を諦める事もありません。
保育園も母子家庭は無料ですが、貧しい夫婦だと結構保育料は高いです。
うちの子が保育園に通っていた頃は、認可保育園に入れる為の実績作りで無認可または認証保育園に入れるというやり方が主流でした。ポイントがつくので。
しかし、奥さんの給料全額以上の保育料を払っても認可保育園に移れず、保育料が払えず無認可保育園を辞めるご家庭を見たことがあります。
長々書きましたがまとめると「母子家庭の手当に関する所得制限の見直しと、出産に関する費用の全額公費負担」を提案して頂けませんかというものです。
最後にもうひとつ。母子手当に関しては、高校卒業で無くなりますが、子育てすれば分かると思いますが、高校卒業後にこそ大金が必要なのです。そこをカバーしてくださるか。貯金出来る位に手当を出していただけるか。または生活にお金がかからないようにして欲しいと思います。
高野さん、頑張って民間の声を上に上げてください。
お願いばかりになりましたが、これから応援させていただきます。」
3年前の今日。2021年4月9日。政治活動をして初めて頂いた手紙。たまに思い出して読み返す。
「がんばるあなたをひとりにしない」
これは酒井なつみの一丁目一番地の政策じゃないか。手紙を送って頂いたシングルマザーの方のためにも、もっともっと駆け回ろう。走り抜けよう。
あなたは、わたし。立憲民主党。
がんばろう。