「高野さん、あなた真面目よね。毎週ここに立ってるんだから。いつも見かけたら、後ろで聞いてるのよ。新しい区長に求めるものは、私には墨田区に孫がいるんだけど、かわいくてかわいくて。孫の将来まで考えて政治をしてほしいわ。それと、私たち高齢者って、あまり遠くまで行かないじゃない?だから公園を整備してくれると嬉しいわ。以前ここで、公園が東京では3番目に多いってお話されてたじゃない?それで思い出したのよ。近くに綺麗な公園があるといいわね」
なるほど。年齢を重ねると、徐々に行動範囲が狭まってくるから、近くの公共空間の充実が非常に大事になってくるのか。特に一人暮らしの高齢者や夫婦だけの高齢者には、歩いていける範囲に何があるかがより重要になってくる。公園の整備など公共施設の充実は、こどもまんなか政策と同時に高齢者向け政策にもなる。半年前の演説内容である「公園面積が東京23区で第3位」を覚えてくださっていたことに驚いた。江東区かわら版がきっかけで、回り回って新たな気づきを得ることができた。正の循環。仲間たちにも感謝。
本日は過去最高の常時5,6人近くの人々が立ち止まっており、あまりの多さに驚いた。向かいの道路に立っているし、タクシーを呼ぶのかなと思ったら動かない。信号待ちだと思ったら青でも渡らない。はじめての経験。後ろを振り向くとベンチにもいる。区長選への関心が日に日に高まっている。
「選挙にどうしてこんなにお金がかかるのか?お金がないと政治家になれないの?親が政治家でなければ政治家になれないのか?一部の人だけで我々の政治は決められているのか?そうした疑念や不信を払拭する。クリーンで、フェアで、オープンで、フリーな新しい時代の江東区政を担う新しいリーダーを、我々江東区民の総意で生み出しましょう。草の根の民主主義を江東区に根付かせるためにはすべての江東区民が意思表示することが必要です」
「私高野がこの時間帯にスーパー前で演説するのは、女性の方が多いからでもあります。誰かの犠牲や我慢の上になりたっていた社会を変えていきたい。誰にとっても行きやすい社会は、子育てもしやすいし、つまり少子化対策にもなるし、働きやすい環境がある企業は成長するし、経済も発展する。人にやさしい江東区には今後人が集まってくる。そう考えます。今週皆さんのお宅に届いているかと思いますが、パートナーシップ・ファミリーシップ制度の意見募集の区報。あれはLGBTQの方だけが対象ではないんです。結婚により、名字を変えなければならない、特に女性の方にも寄り添う制度なのです。なぜ結婚すると私が夫の名字を名乗らないといけないのか。最近では若い人を中心に事実婚を選択するカップルが増えております。事実婚を選択せざるをえないんです。そうしたカップルにも江東区がまず寄り添う意思表示をする。少しずつですが福利厚生をはじめとしたさまざまな制度を整える。そうすることで、徐々に江東区がひとにやさしい街に変わっていくことを実感してもらいたいと考えております」
自転車に乗った女性から「私は子育て世帯でもないし、若くもないけど、共感したわ」と嬉しいお言葉。
さきほど情報解禁となりましたが、12月3日告示、12月10日投開票の江東区長選挙ですが、11月17日(金)午前9時30分に立候補者説明会をお隣の江東区文化センターで行います。ここまでに皆様に新しい時代の江東区政を担うリーダーをご紹介できればと思います。
1時間半とかなり長くお話させていただきました。ありがとうございました。夏日で気温が高いですが、日没時間は早くなっております。帰り道には十分をお気をつけください。
高野はやと@江東区