江東区は現在人口が54万人ほどいるが、そのうち約3万人が外国人の方々である。東京23区では、お隣の江戸川区、新宿区、足立区に次いで4番目に多い。特に大島や亀戸、北砂には多くのインドの方や中国の方が住んでいて、インド料理や中華料理も多彩で楽しめる。インド系インターナショナルスクールが千石に移転してからは、学生たちと東陽町や住吉でも挨拶することが増えた。韓国人の方も枝川や塩浜に歴史的に多かったが今は区内のさまざまな場所に住んでいる。
私は20代後半から30代前半にかけて、インドネシアのジャカルタに3年半住んでいたが、その間にアジアの各国に出張した経験から私自身は、外国人との共生を幾多の忘れられない、忘れようがない体験を通して学び取ったと考えている。
日本人は海外に行けばマイノリティであるし、何より日本語という言語は、日本という国でしか使われていない最も汎用性の低い言語の1つであることを海外に出た瞬間から痛感する。そうした経験から言語運用能力というものを大事にしているし重視している。言語運用能力がないと、国境を越えて、他者への理解は相当落ちるため、疑心暗鬼、相互不信も強くなり、結果日本という国に凝り固まらざるを得なくなる。
愛国心というのは、君が代を100回斉唱し、教育勅語を1,000回音読し、靖国神社に10,000回参拝したからといって芽生えるものではない。
そんな私でも、都議選の時から政治活動を開始し、江東区内でさまざまなお店に挨拶回りをしたが、最初は何を話していいか戸惑うことがあった。韓国料理屋さんは、相対的に(立憲)民主党を支持している方も多く、また韓国語がネイティブの後輩がおり助けられた。今でも挨拶に行くと喜んでくれる。中華料理屋さんは台湾系であれば、うちのボスである蓮舫をほぼ知っているので良くしてくれる。また私の会社員の時代の後輩が台湾出身で江東区住吉で中華料理屋を長いこと営んでおりサポートしてくれたのもあり、その他の郷土の中華料理屋さんも好意的な場合が多い。
そして、インド料理屋さん。本日も、新年のあいさつで尋ねたのだが、住んで間もない方も多いためか、日本語があまり話せない人も多い。どころかまったく話せない人も多い。
でも、私は、そんなインド人の方々と意気投合できる魔法の言葉を知っている。ぜひ皆さんに紹介したい。それは
”Do you know Yogi-san(よぎさん)?”
これだ。この言葉だけで万事解決だ。インド料理屋の店員さんで、よぎさんを知らない人に今まで出会ったことがない。大島のインド系食料店に1人いたが、インド料理屋では知名度100%だ。都議選を立憲民主党として共に戦った戦友でもあるよぎさんの名前を今でもありがたく使わせていただいている。今日もよぎさんの写真を見せると「西葛西のよぎさんだね。彼は天才だ。スマートすぎるね」と、最初は怪訝そうな顔をして私を見ていた店員も笑顔になり話が弾んだ。
よぎさん、改めよぎ校長、いつも私とインドの方との橋渡し役となっていただきありがとうございます。
さまざまな方との出会いから、また新たな出会いがあることを心から感謝したい。
どんな人であれ、それぞれの人が望む生き方やライフスタイルを、人種、国籍、ジェンダー、障がい、病気などどんな違いがあっても決して否定されたり、差別されたりされないどころか、むしろ尊重され後押ししてくれる。そんな江東区を創ってゆきます。
本日も風が強い中、1日ありがとうございました。また明日からもよろしくお願いいたします。
高野はやと@江東区